2024.08.09
小学3年生男子組手に樋口将人が参加しました。
道場の仲間と先輩達も駆け付けてくれての大会。
熱い夏の大会でした!
参加するだけで素晴らしい事です。
そこで結果を出す事はとても至難の事、その大会に向けて選手や家族はどれだけ色々な物を犠牲にして望んだ事かと私はつくづく思います。
全てがそうで無ければならない訳ではありませんが、そうでもしないとこの舞台に立てるのか、そしてこの舞台で結果を残せるのか、になって来ると思います。
将人は自分より遥かに実績のある選手から勝利をもぎ取り3回戦に駒を進めました。
3回戦の相手は練習仲間である友達の選手。
惜しくも敗退はしましたが、その子と戦いたいとの気持ちをぶつけてくれたと感じました。
親子二人三脚で一年間頑張ってきたのは私も感じています。
辛い時も沢山あったと思うし、イライラやモヤモヤも沢山あったと思います。
ですが親子で一緒に過ごせた時間は普通の家庭では絶対に味わえない掛け替えの無い時間だったかと思います。
思い起こせば将人が道場に入会した時、行動が誰よりも遅く私にいつも叱られていたのは鮮明に覚えています。
この子は大丈夫かな?と感じていました。
夜は直ぐに眠くなってしまうし、練習会に参加しても一勝も出来ず泣いてました。
私のところに泣きながらどうしたら良いですか?と将人が駆け寄っても、泣いて悔しいならもっと練習しろと毎回軽く一蹴されていたのも覚えています。
そんな将人は私に言われた問題点を一つ一つクリアして行く姿も覚えています。
そこには親子の協力や信頼関係もあっての積み重ねが大きかったかなと。
樋口家族は先輩達の試合や友人の試合にも足を運びエールを送り、いつか自分もここで戦いたいと常に言い聞かせていました。
それが今回の大会への原動力となったかなとも感じます。
まさに言霊かな。
私は勝った負けた事より、負けた時の試合内容が大事だと常に話しています。
もちろん勝っても叱られる選手もいます。
いかに自身でやるべき事やそこに向けた感情を発揮できたかが重要かと思っています。
今回の将人とその家族は、今の樋口家に持てる全ての力を注ぐ事が出来た大会だったなと感じました。
その家族愛を見ていて私も感動しました。
ただの習い事かも知れません。
でも一生涯で家族で子供と真剣に向き合い、子供と感情をぶつけ合い、家族でこれだけの時間を過ごせる家庭は中々ないのでは?と思います。
気がつけば一瞬で過ぎ去る幼少期の思い出。
ならば本気で向き合える、一生の内のわずかな時間を皆さんも大事にして欲しいです。
そんな時間に関わり会えた、廣瀬ファミリーも掛け替えの無い時間でした。
ありがとう。
また一から出直して頑張ろう。
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